333discs

MAY 2012

Q and A
●「一週間の休みと予算10万円」で旅に出るとしたら?

【goro】船でロシアに行ってみたい。料金はいくらかかるかわからないのですが、ウラジオストクまで、港に着いたら魚料理食べて、、、10万円でたりるのか?

 

【tico moon影山敏彦】5万円で自転車を購入。残りの5万円と自分の足で行けるところまで一人旅。何も考えずにひたすら走ります。

 

【tico moon吉野友加】普段楽器を持って、車で移動する旅が多いので、楽器を持たずに、のんびりと身軽に歩き回る電車の旅をしてみたいです。ただ身軽というだけで、特別な旅の感覚になれそうです。

 

【甲斐みのり】旅の紀行文などを書く仕事で、ときどきひとり旅をすることもあるのですが、そのたびにおしいものを食べたときには「おいしいね」、きれいな景色をみたときは「きれいだね」、と言いあえる人がいることの大切さを感じています。ひとりだと、おいしいものを食べても、「おいしい」という言葉までのみこまなければいけなくて。ですからせっかくの1週間と10万とう予算があったら、親しい人と一緒の旅がいい。

今年の3月に福島、宮城、盛岡と、こけしの産地を巡る旅をしました。こけしの産地と温泉はつきもので、湯治(長期滞在型で自炊ができる)宿に宿泊しました。1週間あったら東北の湯治宿を巡り巡って過ごしたいです。もしくは、この春、東京から別府に住まいを移した友人に会いに別府温泉の湯治宿というのもいいなあ。そのうち1泊は湯布院「亀の井別荘」に泊まったりして。

 

【葉田いづみ】長崎、福岡、熊本、鹿児島…と九州を巡ってみたいです。国内旅行で一週間って贅沢な感じで学生のとき以来ないですね。

 

【阿部桂太郎】家族皆で、フランスの田舎へ。特に何をするということもなく、ただ、のんびり、ゆっくりと、小さな村々を巡りたい。

 

【三品輝起】1人でニューヨーク、ニックのいたウエストエッグへ。

 

【青芝和行】何も決めずクルマで走り出して勘をたよりに良さそうな温泉地を探す。宿で翌日目指す方角を大まかに決める。勘をたよりに良さそうな温泉地を探す。の、繰り返し。一週間、そういう双六みたいな旅が出来たら楽しいかなと。もちろん一人で。

 

【岩崎一絵】尾道から今治まで、しまなみ海道サイクリング。島々の民宿に泊まりながらじっくり。

 

【伊藤葉子】一人で断食道場。奈良県とかよさそうかな~とか(http://www.danjiki.jp/cost.html)、ホテルでもやってるんですねー(http://www.princehotels.co.jp/danjiki/)。体験者の方!おすすめがあればぜひ教えてください!




Q and A
●人生最初の記憶は、何歳頃の、どんなものですか?

【goro】記憶を整理するのに時間がかかりますね、写真で見た記憶と、実体験としての記憶がごっちゃになってます。今ぱっと思い出したのは家出した思い出ですね、昔住んでいた所まで(生まれた家、)歩きで、隣のおうちでカレー食べて、帰りはそこんちのおねいさんに手を引かれて帰った。そのおねいさんが僕を連れて来たお駄賃として50円もらってたのが鮮明に覚えています。『50円!すごい!』

 

【tico moon影山敏彦】多分4才くらい。プールで遊んでいてうっかり水に顔をつけてしまい、溺れかけた記憶。それからしばらくは水が怖かった覚えがあります。

 

【tico moon吉野友加】2歳の年の12月8日。弟が産まれた日の記憶。母が入院している病院へお見舞いに行った帰り道、伯母に手を引かれて歩いていると、

白い空から雪がヒラヒラと降ってきた、という記憶。たぶんこれが一番古そうです。

 

【甲斐みのり】それが何歳の自分なのか、定かでないほどちいさなとき。布団の中、眠りにつく前、隣で添い寝してくれている母がいなくなってしまわないように、ぎゅっと袖をつかんでいたこと。

 

【葉田いづみ】2~3歳ごろ、引っ越し予定の社宅の改装現場を見に行った記憶があります。母の話では、私が「この家に住むのは嫌な気がする」と言ったそう。たぶん、かなり古かったのでしょう。

 

【阿部桂太郎】4~5歳頃の、故郷(新潟県小千谷市)の風景。実家の前の春の様子です。土筆が顔を出し、淡い紫色の桐の花が咲いているのが見えます。

 

【三品輝起】オムツをはいて(よって2歳くらい?)濃い緑の庭で白鳥のオマルにまたがっている。しかし残念だけど、写真によって遡及された偽りの記憶だと思う。

 

【青芝和行】どこかわからない、陽当たりのいい場所でクルマのおもちゃで遊んでる映像が浮かぶんですが、おそらく2歳から3歳頃の記憶じゃないかと思います。

 

【岩崎一絵】3歳の頃、妹が生まれる直前に水疱瘡にかかり、遠く海沿いにある祖父母宅に預けられた時の記憶。今は亡き祖母とかぼちゃ団子を作ったことを鮮明に覚えています。

 

【伊藤葉子】4、5歳の頃?眼科にいって、目を洗ってもらった記憶かな~~。目の下に銀色の漏斗みたいのをあてて、先生が生理食塩水?をかけて、冷たいな~と思ったような。




Q and A
●5~7月におすすめのイベント

【伊藤葉子】ずばり、6/30(土)にニセコで開催します『森のカフェフェス』と、6月からスタートする原田知世さんと伊藤ゴローのon-doc.(オンドク)ツアーです!『森のカフェフェス』の為に、昨年11月から今までに3回ニセコに伺っております。空気がきれい!自然が美しい、食べ物もおいしいし、人もやさしくてとにかく素晴らしいんです。そこでカフェフェス!素晴らしいアーティストと素敵なカフェが!もう待ち遠しいです。(準備はまだまだですが^^;; やばいっ!)今年は原田知世さんデビュー30周年、全国各地で企画しています朗読会『on-doc.(オンドク)』も、素敵なイベントになりますよ~。どちらもぜひお越し頂きたいです。

 

【goro】5/5青山スパイラルで平出隆さんとトークイベント&ライブがあります。フリーなので皆様是非。

5/25には立川の書店オリオンパピルスにて、6/16はタワーレコード渋谷でもインストアライブがあります。

4/25にリリースした『GLASHAUS』特設サイトでブログも更新中です。

 

 

【tico moon】5月はtico moonツアーで西へ。5/2 高松、5/3 徳島、5/4 高知、5/6 山口、5/13 静岡、5/18 京都、5/19 岡山、5/20 松江でライブがあります。詳細は tico moon HPをご覧ください。

また、6月はニセコで開催される『森のカフェフェス』に参加させていただきます。
その他、札幌、旭川でもライブを予定しています。こちらも決まり次第HPでお知らせさせていただきます。

 

【甲斐みのり】(1)2012年5月10日(木)~ 5月26日(土)横浜 greenpoint books & thingsにて、甲斐みのり新刊『静岡百景』発売記念展をおこないます。本書で静岡の美しい風景を撮影した和田直美さんの写真展の他、甲斐みのりが厳選した静岡銘菓や、富士山グッズなどの販売も。最終日の5/26には甲斐みのりが店主となり、静岡の銘菓をお楽しみいただく「静岡喫茶」を開催。

 

(2)5月27日(日)「東京蚤の市」で、乙女歌謡イベントのトークショーを開催。洋楽カバーの日本の歌について、333DISCSのジャケットイラストでもおなじみ、イラストレーターの石坂しづかさんとお話させていただきます。

 

(3)その他にも、『静岡百景』発売記念の音楽イベントなども予定しています。

 

【葉田いづみ】東京都現代美術館で5/19から始まるトーマス・デマンド展。作品集は持っていますが実際の写真を観るのは初めて。期待しています。紙で制作した作品を撮影し、写真のみを展示してもとの制作物は破棄してしまうという珍しい手法です。

 

【阿部桂太郎】セーヌ河岸でのピクニック。ゆっくりと暮れていく時間の中で、穏やかなセーヌの川面を眺めつつ、飲んだり、食べたり。

 

【三品輝起】東京・西荻窪にて6月2日と3日、「チャサンポー(西荻茶散歩)」というイベントがあります。「やかんマーク」をかかげた街中の店(FALLを含む84店舗参加!)で、無料のお茶が飲めたり、特典が楽しめたりします。

 

【青芝和行】5月にMose Allisonという84歳のジャズ・ピアニストのライブに行くのが楽しみです。去年来るはずが体調不良で延期になって、やっと実現したライブなので。しかも初来日。
あとは、もちろん6月のニセコ、森のカフェフェスで決まりでしょう!




憩いのひととき
●パリの街角から

「この街」


パリの5区、長女が通う幼稚園の近くに、小さな本屋さんがあります。2つの通りの角に立つその本屋さんには、2つの通りに面して大きなショーウィンドウがあり、たくさんの本が並べられています。僕は毎朝、長女を幼稚園まで送った後に、そのショーウィンドウを覘くことを楽しみにしています。この本屋さんは、パリに関する本に力を入れていらっしゃるのか、様々な本が並んでいます。パリに関する小説やエッセイ、絵本に画集、写真集など、僕が思っている以上にたくさんの本があるようです。またその中には、色鮮やかな表紙や美しい挿し絵を見ただけで、衝動買いしたくなるような本もあります。

 

一方、我が家にも、パリに関する本があります。子ども達の本棚にある絵本や、図書館から借りてきた本、僕の本棚にあるパリの古地図に関する本など。そのどれもが美しい色使いであり、また、パリの街が優しく描かれていて、何度も手に取っては眺めています。

 

そして、本屋さんのショーウィンドウを覘いている時も、また、自宅で本を眺めている時も、いま、自分が住んでいるこの街の、身近な場所について書かれているのを読んだり(フランス語はほとんど読めませんが…)、身近な風景が描かれているのを見たりすると、何故だか、とても嬉しくなります。

 

さらに、これらの本を読んだり見たりした後に街へ出ると、より一層、この街が素敵に見えてきます。

 

外国人が生きていく上では、不便なことも、不条理なことも、思い通りにならないこともたくさんあるこの街ですが、そのすべてを含めても、プラスマイナスでプラスになるように、いまの僕は感じています。

 

アメリカの小説家アーネスト ヘミングウェイは、若き日の数年間をこの街で過ごし、後年、友人にこんな言葉を残しています。「君が幸運にも青年時代にパリに住んだとしたら、パリは一生君についてまわる。何故ならパリは移動祝祭日だからだ。」…と。

 

あいにく僕は、すでに青年とは言い難い年齢ですが、何となく、そしてほんの少しだけ、ヘミングウェイの言葉が解るような気がします。そしてまた、先に掲げたパリに関する本の作者たちも、その思い入れの強い弱いはあるにせよ、きっと皆、同じような気持ちなのではないかと、僕は思います。

 

今回は、フランス、パリに対する、いまの僕の気持ちを、少しだけお話いたしました。

 

 

阿部桂太郎

1965年8月22日生まれ。新潟県小千谷市出身。2003年よりフランス、パリ在住。インターネットショップ「フルール ド クール」を営む。好きなことは、旅をすること、食べること、温泉に入ること。

 




憩いのひととき
●国立の街角から

「old cafe ときの木」


チェーン系ではない良質の喫茶店がいくつかある街は素敵な街だと思う。国立にも、以前このコーナーで紹介したロージナ茶房をはじめ、書簡集、ぶん、ひょうたん島…などなど、それぞれオーナーの個性が表れた店が少なからず存在する。どれも「カフェ」というより「喫茶店」という言葉がしっくりくるような雰囲気だ。(かつてロージナ茶房の隣に、コーヒー好きの人々に愛された「邪宗門」があったのだが、4年ほど前に惜しまれつつ閉店してしまった。)

 

昨年、新たに「ときの木」という喫茶店がオープンしたことを友人のツイートで知った。聞いてみると駅から斜めに伸びる商店街を、歩いて数分の便利な場所。ワクワクしながら早速行ってみた。

 

店名にcafeと入っているが、どちらかと言えば「喫茶店」と言いたいような、濃い色の木が使われたシックな内装。出されたコーヒーも、接客も全てに丁寧さが感じられる。初めて訪れたとは思えないぐらい落ち着くのに、かすかに緊張感も漂ってそれがまた心地よい。若いオーナー夫婦は、吉祥寺のある有名な喫茶店で働いていたという話を友人から聞き、なるほどと納得した。オープンから一年たっていないとは思えないほど国立に馴染んでいる。静かに、長く続いて欲しいと思う。

 

葉田いづみ
グラフィック・デザイナー。主に書籍のデザインを手がける。静岡県出身。2009年より国立に暮らす。




憩いのひととき
●西荻の街角から〜トウキョウエコノミー

「ケインズの末裔たちのパーリィ」

文責:三品輝起


公園のベンチなんかでムリして読書をしてると、文字にちらちら若葉やカップルたちの影が映って、どこを読んでたのか、なにが書かれていたのか忘れてしまうのも、いとをかし。というわけで、新緑の季節がきましたねー。このコーナーってエコノミーとなんも関係ないじゃん、と指摘されつづけているので、今日は最近読んでおもしろかった新刊の経済本をいくつか。

 

・1月にでた、小野善康『成熟社会の経済学(長期不況をどう克服するか)』(岩波新書)

・2月にでた、ジョセフ・ヒース『資本主義が嫌いな人のための経済学』(NTT出版)

・3月にでた、J・M・ケインズ『雇用、利子、お金の一般理論』(講談社学術文庫)

 

 

まず『雇用、利子、お金の一般理論』。高校のときに「政経」を専攻してた人なら苦労して暗記させられたであろう「こよう・りし・かへいのいっぱんりろん」の新訳である(やっとちゃんと読みました)。ここで要約版が読める。

それまでの古典派経済学を誰よりも深く学び、理解し、70年前のある日「レッセフェール」という神聖なる公理にたいして、たった一人で全面戦争をしかけた男がケインズだ。いまでこそボロクソいわれて悪名高い『一般理論』だが、「社会には構造的に需要不足が存在し、それが失業を生む、よって公共事業と金融緩和で通貨の供給を行うべきだ」という(革命的な、でも現代人からするとなんてことない)訴えを、世界ではじめて理論として打ちたてた一冊。学説的には多くが止揚されているけど、当時の経済学界の権威たちを敵にまわし、己だけを信じて戦う姿には感動しますよ。結果、世界を変えたわけだから。

 

『成熟社会の経済学(長期不況をどう克服するか)』の著者は、社会の総需要不足に焦点を当てているという意味では、現代のケインジアンといってもいいだろう(菅元首相のブレーンだったことでも有名だけど)。もちろん、オールド・ケインジアンが唱えるいわゆる「バラマキ」とは異なる公共事業を提案をしている。観光、少子高齢化、災害、環境などなど。金融政策には懐疑的みたい。

ご存知ない方にいっておくと、経済学にはあらゆる学派があって、毎日ケンケンゴウゴウやってる。本書の有効需要政策というのはどちらかというと肩身のせまい派閥に入る。なんせ税金をしっかり使うから。よって賛否はいろいろあるんだけど、<供給不足(ほしいものだらけで貯蓄=投資が不足)の「発展途上社会」>から<需要不足(あまりほしいものがなく蓄財に走り、消費が不足)の「成熟社会」>へ、という状況認識はユニークだし一回くらい読んでみても損はないと思う。

 

 

最後は『資本主義が嫌いな人のための経済学』。資本主義の恩恵に浴してない人(例えばお金の神様に見放されているワタクシのような人)は、まあ、多かれ少なかれ資本主義に不満がある。

友人知人にいろいろ聞いてみると、「なんだかわからんが、このシステム大丈夫なんやろかー」という模糊たる不安に包まれてる人、「給料もっとくれー、職をくれー」みたいな切実な要望をもつ人、所得の分配や資産の分布が偏ってることに疑問をもつ人、ワタミ会長やジャパネットたかた社長がなーんかイヤって人(おれ好きです、顔が)、なかにはお金(の増殖=利子)を諸悪の根源だと断罪する人、もっと過激な人だっている。

 

みなさまの愚痴はさておき……このカナダ人哲学者は、歴史的にでそろった感のある保守から革新、リバタリアンからリベラルまでの、あらゆる主義主張を検討し、経済学の最新の成果をまじえつつバランスをとっていく(ちなみにケインズには一定の評価をあたえてる)。前半では右派の「いい過ぎ」を、後半では左派の「いい過ぎ」を正すような構成になっている。よって結論はスッキリしないんだけど、現実ってのはそういうもんですよね(ねっ? みつを先生)。大人の議論、オススメです。

 

ではでは新緑の公園で(もしくはワタクシのお店で)お会いしましょう、アジュー!

 

 

三品輝起(みしなてるおき)

79年生まれ、愛媛県出身。05年より西荻窪にて器と雑貨の店FALL (フォール)を経営。また経済誌、その他でライター業もしている。音楽活動では『PENGUIN CAFE ORCHESTRA -tribute-』(commmons × 333DISCS) などに参加。2011年7月、アルバム『LONG DAY』(Loule)を発表。

 




憩いのひととき
●乙女歌謡

こんにちは。甲斐みのりです。333pressの乙女歌謡コーナーでは、日本語の歌に限らず、私が10代の頃に夢中になっていた、愛らしい歌をご紹介していこうと思います。

 

これまでは、LIO、ANTENA、marie laforet、virginia astley、Margo Guryanと愛らしくも芯の通った女性ボーカルの歌をご紹介してきました。学生時代は大阪のレコードショップが主宰する「女性ボーカル友の会」というサークルに入っていたり時間さえあれば、女性ボーカルばかりのミックステープをつくっていたことを思い出します。

 

そんな中、手にとったのが、クレプスキュールレーベルのコンピレーションアルバムに参加したのち、細野晴臣さんが創設したノンスタンダード・レーベルよりリリースされたグレゴリ・チェルキンスキー、パスカル・ボレルというフランス人の男女ふたり組ユニット、MIKADOのレコード。アルバム『MIKADO』が発売されたのが1985年で、私が最初にであったのは大学1年生だった1995年のことなので10年も後追い。けれども、ささやくようなパスカルの歌声と、機械的だけれどきらきら輝く音はそれまで聴いたことのない、新しくておしゃれでときめきを覚える音楽でした。さらにあの日から15年。リリースから25年を経ていたとしてもやっぱり私には、レコードのジャケット写真のように淡いピンクと水色の色褪せることのない色彩を耳元に届けてくれるのです。

 

そんなMIKADOの代表曲「冬のノフラージュ」を日本語でカバーしたのが森尾由美さん。「イマージュ」というタイトルで、作詞家・詩人・エッセイストとして活躍した安井かずみさんが日本語の歌詞をつけています。安井さんは「ズズ」という彼女の愛称と同じタイトルのアルバムも出している方。加賀まりこさんや、かまやつひろしさん、吉田拓郎さんなど、当時最先端を歩いていた著名な方々と交流を持ち、フォーク・クルセダーズやサディスティック・ミカ・バンドで知られる、ミュージシャンの加藤和彦さんと結婚しました。沢田研二さんや西城秀樹さんをはじめ、誰もが知っている数々の日本の名歌謡曲を書いています。

 

「乙女歌謡」という視点で代表をあげると、竹内まりやさんの「不思議なピーチパイ」や、ナンシー・シナトラの「Like I DO」の訳詞で、ザ・ピーナッツが歌った「レモンのキッス」なども手がけています。レモンティー、ミルフィーユ、ひとりごと、子猫、読みかけの本、そして「お嫁にゆくイメージ」という言葉の数々。

 

CDやレコードでなかなか探しにくい曲なので、5月27日(日)「東京蚤の市」での乙女歌謡イベントにて、聴いていただくことができればと思っています。ご興味のある方がいらっしゃいましたら、ぜひお待ちしております。

 

甲斐みのり

文筆家。1976年静岡生まれ。旅・お菓子・各地の食材・クラシックホテルや文化財の温泉宿などを主な題材に、女性が憧れ好むものについて書き綴る。http://www.loule.net/

 




憩いのひととき
●おやこでおでかけ

子どもが成長するにつれて、どんどん増えるおもちゃの山。まだ古くないし思い出もあって捨てるには忍びない、でも収納スペースは限られている…悩みの種ですよね。親が望む理想のおもちゃとはどんな物でしょう?欲張りな私の理想は、「色々な遊び方ができ、飽きずに長く遊べて、かさばらない。あわよくば知育にもよさそうなおもちゃ」!

そんな要望に今現在応えてくれているおもちゃ、それはコクヨの「ワミー」という名の不思議な形の柔らかいブロック(なんと、おせちの「ねじりこんにゃく」から発想を得たとか)。基本色の他に女子が好きそうなパステルカラーやラメカラー、蓄光カラーもあって選び放題。長ーい線路を作ったり、帽子やバッグにしたり。水遊びやしゃぼん玉にも活用できます。旅行時にジップロック袋に入れて持っていくと、移動中にもしばらく集中して遊んでくれるので助かっています。ボールにすれば赤ちゃんでも遊べますし、我が家の娘の場合、2歳後半から自分で組み立てられるようになりました。

書店の絵本売り場に置いてあったりするので、見かけたら是非試してみて下さい。大人もはまりますよ!

 

岩崎一絵
当ウェブマガジン編集担当。北海道出身。3歳児の育児奮闘中。




ライブレポート
●tico moon

4月7日、東京ではちょうど桜が満開になった気持ちの良い土曜日の午後、
中目黒のトラベラーズ・ファクトリーさんで『旅人たちのお花見音楽会』が開催されました。
アアルトコーヒーさんの珈琲と、ダン・ラ・ナチュールさんのお菓子、
そしてtico moonの音楽で、お花見の合間のひとときを過ごしていただきました。
(影山敏彦/tico moon)